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 Posted by ミリタリーブログ  at 

M16A1とXMシリーズの刻印(主として製造番号)について

皆さんこんにちは。
山口県の映画好きです。

前回お話したM16A1とXM177E2の刻印、順調に進んでいます。


シリアルナンバーを指定できるので何を入れるかで結構悩んでいます。
ちょっと自分なりに調べてみたところを書きたいと思います。

ソースは特になく多分に推測が含まれていますので間違い等あれば是非ご指摘いただければと思います。

まず現在私が所持しているG&Pベースの2挺ですがいずれもこの刻印が入っています。


これはおそらく70年代後半以降の刻印ではないかとのこと。
マガジンハウジングのコルトマーク以外にもセレクター周りの刻印が4列で入っています。

ナム戦期のものは下の画像通り3列だと認識しています。


それとG&P製の刻印にはモデル名が「M-16A1」と入っています。
これはまさに70年代後半以降のM16A1の刻印が再現されていると思います。


併せて参考までにM16A1(63年以降タイプ)とM16A2の写真を添付します。


M16A2というのはこれですね。
ブラックホークダウンに出ていた奴です。
ああ、格好いい。←持ってない。


併せて気になるのは製造番号前の「SERIAL」という刻印の有無ではないでしょうか。

これについては運よく参考になる写真を入手することができました。
こちらの写真は「SERIAL」刻印あり。


こちらの写真は「SERIAL」刻印なし。


比較すると違いは「SERIAL」刻印ありのものは製造番号が6桁で、「SERIAL」刻印なしのものは製造番号が7桁であるということ。

初期は6桁だったので「SERIAL」と入れていたが製造数が増えるにつれて7桁に突入しスペースの関係から削除されたのではないかと推察します。

あ、今話しているのはM16A1です。


それと皆さん大好きXM16E1。



上記、2つの画像はいずれも典型的なモデルではないです。
色々なモデル名を出しましたがどこがどう違うのという向きにおいては以前にも紹介した一番槍さんのブログをご参照ください。
この方、本当に凄いです。

こちらの刻印についてですがこちらは
①SERIAL+6桁+×


②SERIAL+6桁


の2タイプが確認できました。

「×」が入れられたモデルをほぼ見かけたことがないこと、製造番号が5から始まる近い番号であることから考え、先ほどの6桁or7桁の部分での推察が正しければこの「×」印は廃棄処分等される際に後から入れられたのではないかと思っていますが、真偽のほどは定かではありません。
ひょっとするとバードゲージハイダーとドア付きストックに改修されたモデルに「×」が打たれたのかも知れません。
しかしながら、以前にシカゴレジメンタルスさんで紹介されていた改修型と思しきXM16E1には「×」の刻印はありませんでした。
どなたか詳しい方のお知恵をお借りしたい所です。

なおXM177E1の刻印はモデルナンバーがXM16E1となっているこちら。


これについてはマガジンキャッチ周りのガードがないこと、あくまで試験採用モデルであることを考えると納得ですね。
(※2021年11月9日追記:モデル名に「COMMAND」と刻印されたものがあることを忘れていました汗。「M16&ストーナーズライフルズ」に出てくるXM177E2はモデル名の刻印が「COMMAND」となっています。こうしたモデルもあったのかそれともE1のロアにE2のアッパーを後付けしたのか定かではありませんがロアフレームの右側にマガジンキャッチガード周りのリブがないことからおそらくXM177E1のロアではないかと考えています。XM177E1のロアはマガジンキャッチ周りのガードなしで刻印はCOMMANDとXM16E1のものがあったと…。ひょっとすると私が載せている写真のXM16E1刻印のXM177E1というのがアッパーを組み換えをされたものかも知れませんが、XM177E1納入時に残っていたXM16E1のフレームを一部に使ったので刻印には「COMMAND」と「XM16E1」が混在していたと考える方が自然な気がします。)

XM177E2の刻印はこちらという認識です。


この辺りの情報から妄想し、私のM16A1は7から始まる6桁、XM177E2は8から始まる6桁、いずれも「SERIAL」刻印有でお願いしようと思っています。

さらに最近知ったのですがXM177E1とE2はバレル長だけでなくストックにも違いがあります。


E1はアルミに樹脂コーティング、


E2はアルミに染or塗装となっているそうです。


後、写真よく見るとフラッシュハイダーとバレルの間にE2には大き目のクラッシュワッシャーみたいなものが入っていますね。
E1には無い。


今日の今日まで気が付きませんでした。
(※2021年11月9日追記:コメントにて私が「クラッシュワッシャーらしきもの」と書いた部品はランチャーガイドリングと言ってグレネードを付ける際にひっくり返して使うためのリングだと教えていただきました。感謝申し上げると共に追記させていただきます。)

更にさらに、E1にもMod.609とMod.610の2タイプがあるようです。
上の写真はMod.610。
Mod.609はこちらだそうです。


ストックがアルミの樹脂コートで着剣ラグあり、マガジンキャッチボタン廻りガードあり、ボルトフォワードアシストありですね。
何故か610の方が先に少数納入、その後多めに609が陸軍に納入されたそうです。

609を作って製造過程等を考え簡略化して610にしたが「やっぱりこっちで」ということで609が納品された。
どう考えても609の方が改良てんこ盛りの上位機種なのはその辺りに原因があるのではないかなと、ストックはコートせんでもええやんけということでE2では染or塗装になり、着剣ラグはやっぱり要らないということでE2では再度削除された。
そんな妄想をしています。

刻印はこんな感じ。


まあそれはそれとして、DNAのE2ストック欲しいです。
ハイダーも中のバッファーや溶接痕まで再現されていること。
ああ、欲しい…と思っていたらDNA販売以前まで一番リアルだと言われていたクルセイダー製のハイダーを所持していたことを思い出しました。


購入当初非常にリアルで喜んだのですがあのハイダーは逆ネジ、G&Pのバレルは正ネジですからパッケージも開けずに埋蔵しておりました。

どうせDNAのハイダーは買わない(買えない)でしょうから思い切って付けてみようかなと思い家探ししますが見つからない。

小1時間ほど捜索し何とか見つけ出しますがこれが次の波乱を呼びます。


それはまた別のお話。

ということで本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

※画像、山盛り借り物です。使用に問題があればご連絡いただけると助かります。  


2021年11月08日 Posted by 山口県の映画好き2  at 11:48Comments(2)銃器紹介パーツ紹介